「ひとを育てるためには見守ってあげることも大事」
青山夕香(法学部平成14年卒・36期生)
7年前、大学3年生だった頃、2001年度ミスさっぽろに合格することができました。法律の勉強とミスの公務で忙しい1年間でしたが、素晴らしい体験をさせていただくことができました。4月で無事本校を卒業できる妹の千景も、2007年度ミスさっぽろとして活動してまいりました。姉妹そろって北海学園大学にお世話になり、ミスとの両立を応援してくださった先生、学生部の皆様、就職部の皆様、職員の皆様には心から感謝しております。
私は現在、札幌大学経済学部、札幌大学女子短期大学部、北星学園大学短期大学部、専門学校2校で『コミュニケーション・スキル』を中心とした非常勤講師をしております。また、本校でも就職セミナーで講演をしたり、カラーコーディネーター検定2級の講師をしております。講師という天職にめぐりあえるまで私はスポーツニッポン新聞のライターをしておりました。
大学卒業後、宝くじ幸運の女神の仕事を1年間つとめ、全国43都道府県に行き、宝くじのPRをしました。そこで出会ったスポーツニッポン新聞の記者さんが魅力的で「この記者さんがいる会社で働いてみたい!!」と思ったんです。
あつかましいくらいのラブレター作戦とファックス攻撃、電話攻撃を7カ月間続けた結果、『青山夕香の耳を澄まして』という大型連載が決まりました。内容は、北海道の社長を直撃するというもの。小学生のとき、絵と作文コンクールで奨励賞をいただいたことはありましたが、作文ではなく、ひとに読んでもらう商品としての記事を書くことが仕事です。最初に書いた原稿を、編集部部長(記者の原稿を直すデスクと言われる凄腕記者)はこう言いました。「これは、何だ」と…。絶望的でした。書いても捨てられ書いても破られ、朝9時から夜中の1時まで同じ原稿を何度も書き直しました。そんな私を部長はただ黙って見ていてくれていました。私がようやく原稿が仕上がった頃「さぁて~、俺も帰ろうかな」と、カバンを持って帰る用意をします。そして自転車で帰宅する私を見送ってからタクシーに乗ります。そうしてしばらく経った頃、営業の方に「部長は早く帰ることだってできる。頑張って書いている青山さんをひとり残しては帰れないと思っているんだよ」と言われたんです。「見守るということは簡単じゃない。早く一人前になってほしいから任せてくれている。それを覚えておくんだよ」と教えてくださいました。涙が出てきました。本当に本当に嬉しかった。私を育てようと本気で思ってくれているひとがいる。『お前のためだからな』なんて押し付けがましいことは一切言わずに…。ひとを育てるということは黙って見守ってあげる寛大な心が大事なんだとスポニチから学びました。
最後に学生のあなたにひとことだけお伝えしたいことがあります。楽な道を選ばず苦しく辛い道を歩いてほしい。楽な道では成長はあり得ないから。苦しいことを乗り越えたとき、はじめてあなたは成長できます。