
大学在籍中からフリーアナウンサーとして、CMや広告モデルとして表に出る仕事をしてきたので、名刺だけはこだわりにこだわりまくって作ってきました。
名刺がすべて・・・
何をしているのかどんな活動をしているのか、相手に一発でわかってもらえて、覚えてもらえて、話題になるよう工夫に工夫を重ね、ハヤリのワンピース1着を我慢しても名刺はこだわったものを作っていました。
「講師の名刺を作ろう!それもマナー講師って肩書きにしよう」
23歳のとき、マナー講師という肩書きの名刺を作りました。わくわくしました。なんだかすごい仕事ができる気になったんです。
そのときすでに派遣事務所でキャンペンガールたちに販売促進というやり方、マイクの使い方、接客の仕方、指名のもらいなどを指導していたこともあって気持ちの上ではすでに「講師」だったんです。
ある日、某地元のテレビ局でレポーターのお仕事をさせていただけることになりました。一緒にレポーターをすることになったベテランレポーターさん(現在もその番組に出演されています)に名刺を出しました。そうしたら
「あなた、講師なの?マナー講師?恥ずかしいと思わないの?あなたみたいに若くてチャラチャラしている女の子が講師なんて名刺、出さないほうがいいよ。バカに見られるから」
と、言われました。まもなく本番だというのにそのひとことです。
正直、びっくりしたのと同時に本当のことだなと思って、仕事だとわかっていたのに涙が出てきました。私は2度目のレポーターの仕事でおろされました。
私が悪かったんです。レポーターという仕事をしに来ているのになぜ講師の名刺を出してしまったのか。私が23歳のときです。相手は一回り以上もの大先輩で女性。そんな方にマナー講師だと、よく言えたものです。若くて世間知らずでした。
あのときのことばは今でも忘れません。「くやしいな、あんな言い方しなくたっていいのにな」と思ったこともありました。
でも、あのときのことばがあったから頑張れました。レポーターといういただいた素晴らしいチャンスをキャッチしきれなかったから、絶対絶対「講師」という仕事で成功してやる!!と、思えたんです。
月日は流れ、先日6年ぶりにその方と会うことが出来ました。「ご無沙汰しております。お世話になりました」と話かけると「すごい活躍してるね。名前、よく出てくるよ。大学で講師もしているんだってね」と言われました。
きっと先輩は覚えていないと思います。言った本人は忘れてしまいますが、言われたほうって結構忘れられないものですよね。
威張るつもりも自慢するつもりも、講師の名刺を出すつもりもありませんでした。私は、その方からいただいたことばが原動力となってここまで頑張れた気がしていたからです。
キツイひとことでした。でも、悔しくて泣けてきたのは本当に実力が伴っていなかったから仕方がないことでした。
講師になるために、講師として成功できるために、勉強できたのはあのことばがあったからこそ。そして、後輩に対する言い方も、学ぶことができたと思っています。
あのとき出したあの名刺。恥ずかしい思いをしたからこそ場面によって使い分けることを知りました。私は現在5種類の名刺(講師、司会、歌い手、事務所用、姉妹用)を持ち、そのときそのときで使い分けています。
写真の、この名刺は、本出版に伴い「研修講師」をして3年目にしてようやくできた集大成とも言えるべき見開きの名刺です。今まで渡した方全員に(100%です!)、じっくり読んでいただいています。
しかも最近では、「青山さんの名刺、欲しいです」とまで言われるようになりました。
渡した方には「すごい名刺だね。これはすごい!これはいいです」と、言われます。あの失敗があったから、あの悔しさがあったから満足のいく名刺が持てるまでになりました。
レポーターのチャンスはつかめなかったけれど、名刺を使い分けることができるようになりました。講師の仕事もできるようになりました。講師という仕事で出会えた素晴らしい仲間にも恵まれています。
あのときの、あのことばに感謝したいです!
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追伸:青山姉妹Webサイト、ついに公開しました!http://aoyamashimai.com/
千景の日記更新!「千景のオイシイ話」もご覧下さい。http://aoyamashimai.com/blog_chikage/
現在、サッポロファクトリーのサイトに千景のインタビューが掲載されています。http://www.sapporofactory.jp/feature01/045/index.html
ちなみに私の、3年前にインタビューされたサッポロファクトリーのサイトです!http://www.sapporofactory.jp/feature01/017/index.html
姉妹でインタビュー受けられたことに感謝です。お声がけくださった中本さん、ありがとうございます。